ゆるりんちゅ

HSP風味の社会人です。ゆる~りお気楽を心がけて生きています♪ 妄想が爆裂するとお話を書いたりします

男性嫌い Ep①

 

補欠選挙の悲劇編】

 

結衣さんと灯くんが

隣町のジムに通っていた10年以上前のお話。

 

引っ越したお友達が10回無料券を

くださったらしく、喜んで通っていたそうです。

 

とある日、ジムの駐車場で

ばったり男性と会ってしまった

結衣さんと灯くん。

 

その男性は満面の笑顔で、

握手を求めてきたそう…(めっちゃ怖いやん)

 

「わたくし、この度、

 町議会補欠選挙に立候補いたしました○○△△です。

 どうぞご支援をよろしくお願いしますっ」

 

彼は選挙用の白い手袋をしておらず、

素手で握手を求めてきたそうです。

 

結衣さんの推理によると、

どうやら彼は街頭演説が終わり

帰路に着くところだったのではないか、と。

 

しかもここは結衣さんの隣町。

町議会選挙の選挙権なんて

結衣さんにはありゃしないのです。

 

素手で、

お願いされたって選挙権もない…

断ればいいのに、結衣さんときたら!

 

「あ…、あの。頑張ってくださいぃ…」

握手に応じてしまったそう。

 

んで、微熱が出るんですの…。

 

当時はもう結衣さんと知り合いだったので、

呆れながらも結衣さんのお家で

灯くんと遊んだり、

食事を差し入れしたり…。

 

微熱は毎回3日ほど続くそうなのです。

 

「地味にツラいの。

 握手を断わればよかったんだけど、

 どういう理由を話しても

 せっかく立候補した男性を

 凹ませるような気がして…」

 

確かにね

「私、微熱が出るんで」

素手の方とは握手できません」

「選挙権がないんで」も、

全部「握手したくない」という拒絶が

現れますけど…

 

「ふう、頭がクラクラする~」と涙目で、

ぽてちんと横になる結衣さんなのでした。

 

Σ(๑ °꒳° ๑) うぇぇ?

 

あわわ :;((•﹏•๑)));: 
どうしよ。

 

(๑°⌓°๑) あ、はいぃ…

 

( *¯ O¯*) くるしいの…

 

美月ちゃんごめんなさい(。>ㅅ<)
(。・ω・。)いいけどさ…